花組芝居のチラシ
今日花組通信(花組芝居正式公認情報誌)と一緒に、今秋やる「和宮様御留」のチラシ来たよ~ん。
チラシの真ん中に十二単姿の和宮様のお姿がどーんと載ってるんやけど、なんと嶋倉雷象君です。
封筒開けてチラシが目に入った途端、びっくりしてしまいました。嶋倉雷象君、なかなか美形なんでね、とっても似合ってんねんけど、どうしてびっくりしたかというと私の目が興業界の常識に濁ってるからやねんな。
特に歌舞伎とか商業演劇のチラシって、ジーックリ観察するととっても面白くてねぇ、役者の格付けがもの凄い微妙な写真の配置とか、重なり具合で現されててね、結構苦労の跡が見えるんやな。
ところが花組芝居っていう一つの劇団やし、座長の意思で構成されてるから、役者の格付けがどうこうよりも、ストーリーを髣髴とさせるチラシになってるみたいやねん。
座長はせっかくの白塗り十二単おすべらかしやのに、びっくり顔やし、本来の主役フキ役の植本潤ちゃんなんて、もうすっかり役に入りっきってるやん、お付の女官・嗣子役の八代進一がなんか意地悪そうな不敵な笑みを浮かべてて、橋本実麗役の桂憲一もなんか不安そうな顔つきなんやんかぁ。花組芝居のチラシって毎回怪しい雰囲気が漂ってるんやけど、今回は知らん人が見たらてっきり商業演劇やと思うやろうなぁ。
花組通信には、夏休みの課題図書として有吉佐和子原作「和宮様御留」を読んでおくようにと、宿題まで出てるし。
花組は最近、芝居を見る前にちゃんと原作を読んでおくようにと指示があるんよ。泉鏡花「婦系図」とか「シャンソマニア」のときは「源氏物語の桐壺の巻」とかね。
はいはい、ちゃんと読んでおきます。
花組芝居の贔屓って座長には素直でさぁ、この間の「いろは四谷怪談」の大阪千秋楽の時も、カーテンコールの時に「これからバラシがあるのでさっさと帰るように」って言われたら、アンコールの拍手もそこそこに蜘蛛の子散らすように帰るんやで(笑)。
後、花組芝居とは関係ないけどこの秋佐々木蔵之介の「新・明暗」も見る予定にしてるから、夏目漱石原作「明暗」も読んどかなあかんねんなぁ。
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