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2004.12.10

黒革の手帖、最終回

 元子はやっぱりこうやないとね。政治家までも影で動かすフィクサー長谷川が最後に「おもしろい女」と認めたんやから。
 美容師の先生にタロットで占ってもらった結果、一人は信頼に足る男、一人は悪魔って言われたら、疑心暗鬼になるよね。地獄に突き落とされた時に、長谷川が以前にいった言葉「人を信じてはいけない」ってのが、長谷川の追っ手から逃げ切れた勝因かもしれへんな。

 元子が梅村を訪ねていき、「領収証を買ってくれ」って言うたやんか。その時「1億といいたいところだけど、それでは高すぎるから借金をちゃらにしてくれ、それから5千万円返してくれ」って言うたやろ。テレビ見てたときは、えーそれって1億3千万円になるんちゃうんって思ってたんやけど、ようよう考えたら、一応契約書を交わしてるから8千万円って言うのは払わなあかんねんけど、元々は無茶な条件やし、長谷川自身、取れたらめっけもの、駄目なら元子を自分の物にっていう罠やった訳やったから、8千万円取られへんかったから言うて、長谷川自身はちっとも腹が痛いわけでもないしね、元子に負けた悔しさだけやんか。手付の5千万円返してくれたのは、元子の度胸を認めたってことやったんやな。元子が長谷川に「同じ穴のむじな」って言うてたけど、ロダンを取り戻した後の元子の態度を見てたら、やっとこれで銀座の大ママになったんやなって気がしたね。
 
 ロダンを追い出された浪子が警察に、元子が恐喝したと垂れ込んでたけど、あれは立件でけへんのとちゃうかな。だって黒革の手帖は長谷川の所にある訳やからねぇ。脱税で挙げられてしもうた楢林先生が恐喝で訴えたら、話は別やけど。まだ橋口は仮名口座があるのばれてへんねんし、ドラマにはなってなかったけど、まだまだあの黒革の手帖にはいろんな人間の名前が載ってたかもしれへんねんから。それを長谷川が警察に提出せぇへんやろうって思うんやけど。確かな証拠が無かったら裁判でひっくり返されることかってあるんやし。

 度胸を認められた元子は堂々とロダンの大ママとして戻ってきたけど、長谷川に屈してしまった安島は議員になった後でも、長谷川の下足を揃えた時に、頭を押さえつけられてたもんなぁ。その辺の度胸のあるなしで長谷川は信頼にたる人間かどうか判断するんかもしれへんな。

 最後、銀座の街でパトカーから降りてきた警官が迫ってきた時に元子が逃げるところで終わったやんか。派手やし判りやすいからそういう演出にしたかもしれへんけど、やっぱり刑事にしてほしかったなぁ、友情出演で「相棒」の二人とかねぇ。どことなく元子の雰囲気がうらぶれた感じがしたんやけど、ひょっとしたら恐喝で訴えられて逃亡してるっていう設定やったんかな?って深読みしてしもうたんやけど(笑)。

 最後にロダンの矢沢マネージャーの微笑でなごんでください(笑)。

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受信: 2004.12.11 19:11

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