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2005.02.05

「メモリー・オブ・ラブ」総括コメント

実はビデオテープの残量がチェックしてなかったので肝心の最終回録画予約失敗したっちゅうのに、恥も外聞もなく「メモリー・オブ・ラブ」の総括コメントしてしまうねんから、恐れ入るでしょ(笑)。

 ドラマの導入部分、ヒロインの羽純たちが19歳だったころは、羽純が交通事故にあったり、それがきっかけで母親が生みの親ではないという出生の秘密が暴かれたり、明との出会いがあったりと急展開の連続で目が離せないっていう昼ドラらしい面白さがあったんやけど、7年後になってからはもううじうじしてて、見てるこっちはいい加減うんざりしてしもうたなぁ。

 まぁ、毎日毎日羽純ぼろぼろ泣くねん。これって演出的にあんまりよくないんとちゃうかな。昔、何かで読んだけど"どんなに哀しい芝居でも舞台で役者が本当に泣いたら、お客様はしらけてしまう"。これが鉄則。ヒロインがどんなに辛くて悲しい場面でも歯を食いしばって耐えるから、見てるほうは泣けるんやろ。せやのに毎日泣いてるところ見させられたら、「また今日もかい」ってなるやんか。だから最後の頃には今日くらいは泣かへんかなって思ってみてたもんね。ところが絶対その予想は裏切られてたし。

 MBSの公式サイトの中にあるリレーインタビューで菅原禄弥(華菜役)が自分で言うてたけど、華菜の泣き顔は涙と鼻水がずるずるであんまり見られたもんやなかったなぁ。それにドラマは初めてらしくて、セリフの生け殺しがでけへんねん。華菜のセリフに「明がいなきゃ駄目なのよ」っていうのがもう何回も出てくるねんけど、毎回眉間に皺を寄せて叫ばんでもええやんかって思うくらい同じ調子やねん。ワンパターンのせりふ回しに明でなくてもうんざりするで。

 で、あんまり確信はないんやけど、ヒロインの羽純と華菜の二人、ドラマが最終回に近づくに連れてだんだん顔が丸くなってきたように思ったんやけど(笑)。スタジオに缶詰でストレス発散に大阪の美味しいもんばっかり食べてたんとちゃうか?話が深刻やねんから、もうちょっとやつれてもよかったんとちゃうん。

 明やってた村上君やねんけど、番組の最後にテーマソングのCDとかローズクォーツのプレゼントの告知があったんやんか。普通やったら、二人並んでセリフを分けて告知したりするやん。ところが告知するのは国分さんだけで、村上君は海に向かってポーズつけて立ってたり、しゃがみこんでたりして完全に背景みたいな映り方してるんやんか。それ見て思わず「背後霊かっ」て突っ込んでしもたがな。いかにも村上君的なジョークやったんやろうけど。リレーインタビューでも「I Love Me」なんですねって菅原さんに言われてたし。 
 
 この3人以外は、手堅い演技を見せてくれます。年の離れた妹役やってた女の子、子役ずれしてなくて可愛かったな。かとうかずこさんと平淑恵さんの計算された演技、出るところは出る、抑えるところは抑える、さすがでしたよねぇ。見ていて気持ちが良かったで。芝居ってストーリーも確かに大切やけど、演技という技術を見るもんでもあるんとちゃうかな。どうも歌舞伎好きなもんで、そういう見方になってしもうてるんやけどね。

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コメント

TBありがとうございます。
確かに、かとうさんと平さんがいなかったらこのドラマ、どうしょうも無いモンになってたかも。
言わなかったけど、最後まで気になったのは村上くんの姿勢の悪さと、ペタンペタン靴を引きずって歩く音でした。
これじゃどうやっても、仕事の出来る男には見えないって。(笑)

投稿: あわはぎ | 2005.02.06 18:14

 そうですよね、あわはぎさん。
 
 もし現実に職場で、あぁ堂々と三角関係でごたごたして、羽純が席に戻ってきたら涙ぐんでて、華菜がぴりぴり怒ってて、明がオロオロしてたりしたら、めっちゃ嫌な感じになっちゃいますよね。よくそんななかで周りの人たちは仕事ができたもんやと、関心してました(笑)。

 明って結局あんまり仕事してなかったような気がしてませんか。唯一、羽純が生地屋に発注ミスしたときに、一緒に交渉に行ったくらいだったような…(笑)。

 

投稿: 村をんな | 2005.02.06 22:10

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