歌舞伎を見るには
矢上ヒカル氏のブログ「無理なもんは無理 Ver0.2」の5月27日のコメントの中に、歌舞伎について見てみたいでも敷居が高いってあったやんか。
そうよねぇ、歌舞伎って敷居が高そうに見えるんよね。
例えば、東京の歌舞伎座・国立劇場、京都の南座・大阪の松竹座の劇場なんか、あまりにも威風堂々としすぎてさ、「一見さんお断り」みたいに見えるもんなぁ。
それに1等席だとだいたいチケット代1万円越えるしね、これが村をんなにとっては一番高い敷居やな(笑)。
ただあまり敷居が高くてお客様が限定されると先細りになるから、敷居があまり高くない公演もあるんよね。
例えば、関西だと6月は「歌舞伎鑑賞教室」っていうのがほぼ1ヶ月間、大阪を中心に文化会館とかを巡業して回るのがあるんやんか。これは「歌舞伎の見方」とお芝居がセットになってて、観劇料もめっちゃリーズナブル。
ただし、元々高校の課外授業として始まったもんやから、高校生の団体さんと一緒に見なあかん場合があるんやな。
2005年の場合、お芝居の方は"新版歌祭文「野崎村」"。もうちょっと簡単に言うと、「お染久松」の心中話を元に作られたお芝居。昔から人気のある定番の演目。
あと、敷居の高くない公演では「上方歌舞伎会」っていうお弟子さんたちの勉強会。これは8月の3週目の土・日に大阪の国立文楽劇場であるんやけど、結構歌舞伎通の人たちが楽しみにしてる公演かな。日曜日の昼の部は補助席が出るくらい満席になったりするんよね。割とおもしろいよ。
初めての歌舞伎を経験するには、やっぱり歌舞伎好きの人に一度連れて行ってもらうのが、雰囲気を観察するにはいいんやけどね。
周りにそんなマニアがいなかったら、ご近所の文化会館なんかに巡業で来た歌舞伎公演にチャレンジしてみるのも、いいかも。
この間やってた「片岡愛之助の歌舞伎入門」の最終回で、愛之助君が歌舞伎を見に行ったら、好みの役者を見つけて、その人を追っかけて芝居を見続けるのがいいとかって、こともあろうにNHK教育で追っかけの勧めをしてたけど(村をんなはそれを見ながら、歌舞伎役者の追っかけは、はまると泥沼やねんけど、そんなん勧めてええんかいって思ってもうたがな)、それも歌舞伎に詳しくなる方法の一つかな。歌舞伎は役者と観客の双方が一生かけて成長していくもんなんやろうなって思ってます。
歌舞伎のことで判らないこととかあったら、村をんなが判る範囲でだけやけどご質問にお答えします。コメントでもトラバでもどちらでもいいですよ。
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