「第24回 狙われない街」
実相寺監督の2作目。相変わらずATG仕上げやねぇ。ウルトラマンマックスのタイトルの所から、工事現場の騒音が被ってて、思わず今回からタイトルの演出変わったんかと、先週の分を巻き戻して見直してもうたがな。
工場で喧嘩する作業員たち。そこへ到着するパトカー。起き抜けにテレビつけた人、何でこんな時間にサスペンスやってるんやって思ったんちゃうん。刑事役で六平さんまで出てきたし。
この作品がウルトラセブンの「狙われた街」を元にして作られているってのを、教えてもらって一応「狙われた街」のあらすじとか予習して見たので、なぜタバコとか禁煙とかがこうやたらと出てくるのかってのが判って見ることができたのがよかったかな。
警察科学研究所の研究者の役が、堀内正美さん。これまたキャストにお金が掛かってるやん。でもって堀内さんのメガネに脳のCT画像が映りこんでるやんか。実相寺監督って、メガネに映り込むってのがお好きなんやろか。前々回の時も石橋さんのメガネにバーのカウンターの文字(やったと思う)が映り込んでたしねぇ。
加害者が使用していた携帯のアンテナがみんなおんなじことに気がつくカイト。こういうストーリーは仮面ライダーではでけへんやろうな、だって仮面ライダーは携帯電話会社が商品提供に協力してるから。
カイトは常に地球外生命と闘ってるもんやから、携帯のアンテナも地球外金属やとすぐに思ってまうんやろうか。
さすが楢崎刑事は、受信精度が従来のものよりも優れている携帯アンテナが人間を猿に変えてしまうような高出力電波を発信していると気がつくんよね。
その辺が年の功やな。
捜査する楢崎やカイトたちの周りをうろつく黒服の男に気がついて追いかけるカイト。お寺の境内に落ちていた携帯を拾って、耳にあてたんやけど、携帯のアンテナを見て、怪電波を受信してる可能性があることが判ってたみたいやな。でもそれって正しい行動なんやろうか。いつものパターンならヨシナガ教授が出てきてウンチクを垂れるところなんやけど。
お寺のシーンではバックにお経を流してたやんか、これもなかなか冒険ものちゃうん。村をんなはお経好きやから、いいお声やねぇって思って聞いてたけど、人によっては縁起でもないって人もおるかもしれへんやん。
ここでメトロン星人は人間に助けられて、北川町でこっそり生きていたことが判明。楢崎刑事は黒服の男がメトロン星人やと気が付いたんやけど、これも刑事ドラマで、刑事の幼なじみが犯人やったっていうよくあるストーリー。
ウルトラセブンのフィルムをちょこっと織り交ぜてあったけど、このフィルム、さすが原版から起こしてあるみたいやな。めっちゃいい状態やったやん。このフィルムにあわせるために、今回のマックスもこういう撮り方になってるんやろうか。セブンを見てない人にも、ちゃんと判るように説明してくれてるなんて、ありがたいというかなんというか。
黒服の男に招待された場所は怪獣倉庫。入り口近辺に立ってた怪獣たちも、セブン時代のものなんかな?その辺はウルトラマンの歴史に詳しいブロガーさんたちが解説してくれてるはず。そしてメトロン星人には付き物のちゃぶ台。これを抜きにしてメトロン星人は語られへんらしいんやけど。
ありゃぁ、黒服の男、寺田農さんやんか。それも他の番組じゃ見られへんような、お茶目な演技。
結局、メトロン星人はじゃんけんに勝って一応巨大化し、ウルトラマンマックスどっかからメトロン星人のもとに飛んで来てたけど、メトロン星人は怪獣倉庫の真上に向かって大きくなったんやし、カイトもそばにおったんやから飛んでくること自体がナンセンスやんなぁ。っつうか実相寺監督の今回の作品は全てがナンセンスやったってことかもね。昭和のあの頃、ナンセンス流行ってたよね(遠い目)。
ビルの屋上で水撒いてるんだって、意味わからへんし。これも何かを映り込ませたかったんかな???
カイトのセリフの後に、ミズキが「でも」って言った所で画面が切れたやんか、そして黒い画面になったときになんか字が走ってたんやけど、何やったんやろ。いやそれも意味が無くただ単に斜めを強調したかっただけやったんやろか、それとも昔のフィルムっぽくしたかったんやろか。
| 固定リンク
「変身!!」カテゴリの記事
- 松原剛志さんが!!(2011.06.04)
- オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(2011.04.09)
- ハナちゃんのストーリーが見たいっちゅうねん(2010.09.24)
- 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009.12.27)
- 平成から昭和まで!仮面ライダー大集合(2009.07.31)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント