ちりとてちん 第145話
「大草若の小さな家」
いよいよ押し迫ってきた「ちりとてちん」
草若師匠と女将さんの夢やった常打ち小屋を経てるために、草若師匠の土地と家を売ろうと決心する小草若。フィクションの世界やのに、徒然亭みんなの仲の良さが見てるこっちに伝わってくるよね。小草若や草々・四草・若狭が涙を流してるのかて、全然無理してない感じやし。
いいシーンやなと感動してるんやけど、実は村をんなちょっぴり冷静に、お父さんの仏壇の支払いかて1,000円しか渡されへんほど、小草若生活が大変やのに、草若師匠の残した土地建物の相続税はどうしたんやろかと引っ掛かってたんやんか。大阪市内、天神橋筋商店街近くやったら、相当な税金やろ。税金払たから、小草若お金無かったんかな?
若狭が最後にこの家で草若師匠に見守られて落語会やりましょって提案。落語会当日、楽屋代わりの稽古場に小草若が駆け込んで来た時、鏡の前に草原が立ってたのを「兄さん、すんません」って小腰を屈んで小草若が通ったやんか。あんなこと普段やりなれてる人やないと、でけへんでと感心してもうたがな。
トップバッターの小草々君、目の前に大御所ズラーーーッと座ってて、生きた心地せぇへんかったんちゃうん。閻魔様の前に引き出された罪人みたいなもんやん。
若狭は創作落語、四草は「算段の平兵衛」、草々は「辻占茶屋」、草原は「愛宕山」。今までそれぞれがこだわったり苦しんだりしてきた話で締めるやなんて。特に草原の声に、草若師匠の声が重なってきたところぐらいから、一人ずつ草若師匠の写真に頭を下げてるシーンなんか、もう泣けと言わんばかりの演出やし。
草若師匠の写真に鞍馬会長の顔が映ってるのがまた憎い撮り方やし。
最後のシーンで、上沼恵美子のナレーション「あと、もう1週お付き合い願います」って言うた時、「あぁあと1週かよ」と寂しさが増してきましたなぁ。
その上に来週の予告で若狭が「最後の高座にお付き合いいただきましてありがとうございました」って言うたの見て泣いてもうたがな。来週の予告で泣かせるやなんて、ほんまにもう・・・。
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