ちりとてちんの落語を聞こう その1
NHK関西ローカルでやってる「上方演芸ホール」の特別編として「ちりとてちんの落語を聞こう」という番組やってるんやんか。本放送が深夜で、再放送が同日の午後。もちろん深夜の方をビデオ録画して翌日の夕食後に見てますが。
草原兄さんと堀あかりちゃんが案内役で、「ちりとてちん」に出てきた時のその話の場面のダイジェスト、草原兄さんの解説や「ちりとてちん」での裏話。ゲストへのインタビュー。そして上方落語界の重鎮による口演(NHKの収録ビデオ)。めっちゃ贅沢な番組。
月曜・・・「愛宕山」桂文枝 火曜・・・「辻占茶屋」林家染丸 水曜・・・「ちりとてちん」桂南光・桂あやめ 木曜・・・「立ち切れ線香」桂文枝 金曜・・・「はてなの茶碗」桂米朝
「愛宕山」って草若師匠の十八番やったやんか。常に喜代美の心を支えてきた話。落語って一門によって、微妙に話のニュアンスが変わってくるらしく、文枝師匠のなさったのは草若師匠のとは話の出だしが全然違ってたんよね。文枝師匠の女将さんとか、絶品やったもんなぁ。
「辻占茶屋」は草々さんと喜代美ちゃんが初めて天狗座の落語会に行った時に、柳眉がやってるのを見て、草々さんが愕然とした話。その後、散髪屋さんの落語会で掛けてたよね。この話は、「ちりとてちん」の裏のおっしょさん、染丸さんがしはったときのもの。めっちゃおもろかった。染丸さんがやった抜け目の無い女郎さんが、いかにも大阪のおばちゃん根性でさ。(大阪の女子は大阪に生まれた時から、着々と大阪のおばちゃんになっていくんよね) 柳眉やってるよね吉さんって、吉弥さんの弟弟子なんやけど、テレビ用に必要なところだけを染丸さんに習ったんやなくて、全部習わはったんやて。吉弥さんはまだ「辻占茶屋」ようやらんって言うてはったな。
「ちりとてちん」は南光さんのビデオやったんけど、その後に女流の桂あやめさんが女性ヴァージョンに作り変えた「ちりとてちん」のビデオもやってくれはったんよね。あやめさんがやるから女の本性が出てておもしろかったな。吉弥さんが言うてはったけど、「ちりとてちん」のお陰で上方落語もお客さんがいっぱい来てくれるようになったんやけど、その中でも「ちりとてちん」掛けると絶対お客さん入るんやて。
木曜と金曜分は次回。
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