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2008.11.20

相棒 「顔のない女神」

 10年間続いたラジオ番組「ネバーエンド」が終了した直後、後番組を担当する予定だったDJ西田春香が殺害される、「ネバーエンド」のDJ井沢ローラを巡る事件。

 土曜の午後14:00~18:00の間、落ち着いた語りとクラシックの名曲でつづる「ネバーエンド」。この雰囲気やと民放としては土曜の昼間に番組を続けていくってのは難しいよね。思いっきりNHKっぽい雰囲気やんか。でなけりゃ、「ジェットストリーム」みたいな深夜枠。

 相棒って、第1発見者亀ちゃんってパターン多いよね。そして今日も第1発見者ではなかったけど、たまたま現場に居合わせて犯人を取り逃してしまったって伊丹に責められてたけど、亀ちゃんたちの目の前で事件が起きたわけではないから、しゃーないやんか。

 西田春香が殺されたことで、このラジオ局の人間関係が暴かれていくんやけど、井沢ローラと組んでいたプロデューサーの神野志麻子と婚約していた佐久間が若いDJの西田春香と付き合うことで婚約解消してるし、「ネバーエンド」の後番組で春香と仕事をするつもりだった神野にたいして春香は神野から佐久間に交代させると言い出してるし、井沢ローラは「ネバーエンド」に未練があるみたいやし。なんか疑わしい人間関係配置してたよね。でもちょっとありきたりな気もしたけどね。

 熱狂的なファン・木下に殺人を依頼したのは井沢ローラ本人やったってのが真相で、本当は志麻子を殺したかったのに、たまたまラジオ局に来ていて志麻子と同じような白のジャケットに黒のスカーフをしていた春香が間違えて殺されたってことやったんやんか。
 春香が偶然ラジオ局に来ていたことが不自然やったよね。恋人の佐久間は角田課長が出演するラジオ番組のプロデューサーやったみたいやから、春香と一緒に退社することはでけへんかったんやし、春香も一人でラジオ局から出て行ってたしね。

 番組が始まってすぐに志麻子に電話が掛かってきたのは春香からで、春香は志麻子にプロデューサーの交代を告げるためにラジオ局に来てたんやろか。志麻子と春香が似たような服装やったんは、佐久間がそういうスタイルが好きやったってことなんかな?

 井沢ローラが志麻子に殺意を抱いたのは、10年間一緒に仕事をしてきたのに、佐久間を取り戻すためにローラを騙して番組を奪い、リスナーを奪い、そしてローラの声を間違えしまったってことやったよね。
 
 でも「ネバーエンド」しか見えてなかった井沢ローラの考え方には疑問が残ったなぁ。
 たぶんあんな雰囲気の番組やからリスナーも岩盤のような強固な固定ファンが付いてるはずやから、裏でも深夜でもインターネットラジオでも引く手あまたやのにね。
 
 信頼してた相手に裏切られたことで殺意を覚えるっていうストーリーもなんか見たことある気がしたな。それって私がサスペンス好きすぎるってことなんかもしれへんけど。

 井沢ローラ役やってはった清水美沙さん、めっちゃええ声やったね。ストーリーはサスペンスとしては定番っぽかったけど、清水さんの語りが素晴らしかったから、見ごたえあったと思うなぁ。

 清水さん、奈良岡朋子さんとか岸田今日子さんの後を継ぐナレーションの上手い女優さんの仲間入りしていくんとちゃうやろか。

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