必殺仕事人2009 第17話 「ゴミ屋敷」
幽霊屋敷と言われていた旗本屋敷にいつの間にか老婆が住み着き、ゴミ屋敷となっていた。
その老女は、始末人という裏稼業で訳有りの死体を処分していたのである。その臭いをごまかすためにゴミをかき集めていたのだ。
ゴミを集めているうちに、姥捨て山代わりに老人たちがこの屋敷に捨てられるようになる。その姿を見て始末人のあやめはこの老人たちを屋敷の奥に匿って、皆でくらすようになる。口の堅い若者たちに手間賃を払って老人の世話をさせていたのだ。
あやめが老人たちを養うために用立てていたお金は、この屋敷の地下に隠されていた5千両。このお金を巡って…。
今週の必殺仕事人見てて、こういう脚本を書くのって女の人ちゃうんって思ったんよね。女性目線で書かれたセリフを加賀まり子さんが語ると必殺には珍しく人の一生とはなんぞやと訴えかける説得力のあるシーンがあったよね。
渡辺家のシーンでも、姑のこうさんが小銭入れが無いって探し回るのとか、ふくのセリフとか、このあたりも女性目線やなって感じたし。
江戸の町に大盗賊・土蜘蛛の十兵衛一味が帰ってきて、でかい仕事を企てるんやけど、その一味に無役の旗本が絡んでて、盗みに入る商家の情報を流したり、仕事の後逃げるための関所手形を用意して、盗人から上前はねるって、おもろい展開やったよね。その悪い旗本が立川三貴さんやったんやけど、立川さんの悪役好きなんやんか。悪役やりなれてはるから、見てて安心やし。
土蜘蛛の十兵衛が綿引さん。綿引さんも鬼平犯科帳で元盗賊の大滝の五郎蔵親分で貫禄あるところ見慣れてるもんやから、きっと盗賊やってたらこんな感じやったんやろなって納得して見てたもんね。
つい鬼平との比較しちゃうけど、この手の犯罪は南町奉行所やなくて火盗改めの仕事やんと突っ込んでまうよなぁ。
主水と始末人のあやめが昔馴染みっていう設定やったから、思わず必殺に始末人っていうシリーズあったっけ???って思っちゃったやん。
家にある「必殺シリーズ完全百科」チェックしてしもたがな。あったのは仕舞人、仕切人、仕置人、仕業人、仕留人、仕掛人。こんなにあったら始末人が混じってても
おかしくないよね。そう考えたら昔の必殺のレギュラー出しても面白かったかもしれへんやん。
匳がゴミ屋敷に住み込んじゃうって設定やったけど、仕事人に出てへんかったら加賀まり子さんクラスの大女優相手に芝居するなんて、あと20年くらい無かったかもしれへんのんちゃうん、田中君。今日の殺しのシーンは、やっと匳らしくなってきたかなって思ったんやけど、今まで糸だけではちょっと弱いかなって思ってたんよね。
最後渡辺家のシーンでこうさんが軽々とからくり箱開けてるのみて、さすがDSで脳トレしてはるだけのことはあると思ったのは、私だけやないやろな。
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