相棒 「背信の徒花」
相棒の二人が鑑識部屋に行くと、米沢さんがでっかいテレビの前で地方の車窓からっていうDVDを流しながら駅弁食べてたけど、他の鑑識員さんたち仕事してるのに、米沢さんだけそんなことしてええんかいなって思わへんかった? また、狭い鑑識部屋にでっかい液晶テレビやし。
外に鑑識に出てたから、一人遅めの昼食を食べていたんかいなって解釈しとこかなぁ。
相棒の二人が持ってきたのは生活安全課から頼まれた男子校の盗撮ビデオ。そういえば、相棒1回目の放送の時は、右京さんAVのチェックしてましたよね。10年くらい生活安全課からの下請け作業変わってないという。
米沢さんが見ていたDVDにチラッと映りこんでいた男性の顔を見て、5年前の官制談合事件に絡んで自殺したと処理された国土建設省の役人・三島ではないかと気付く右京さん。右京さんの記憶力って凄すぎるよねぇ。右京さんは特命に来る前は2課にいたことになってたから、もしまだ2課にいてたなら官制談合事件も取りこぼすことなかったんちゃうやろか。
三島の足取りを追っていくうちに、右京さんたちは間宮村にある老人福祉施設に辿りつくんやけど、そこの理事長というか経営者のおじさん、なかなかの狸やったよね。ものすごい人が良さそうで、施設に暮らすの老人のためにがんばってるって見えたやんか。
高速道路の建設予定地と知って老人福祉施設を作って、ごねて土地の値段を倍に釣り上げるのに邪魔やったから三島を殺したって言うのが、結局の話やったんやけど、そういう内々の話がある土地に老人福祉施設を作ることを許可した役所も役所ではないかと思ったり。
この親父なら、国土建設省だけやなく、介護職員の数とか収容者の数ごまかして厚生労働省も巻き込んで金儲けしてたかもしれへんなと思ったり。
立ち退き反対でこっそり立ち回ってた三島が官制談合の疑いを掛けられてたってことは、片倉っていう課長補佐が三島に罪をなすりつけようとしていた節もあるとは思うんやけど、そこまで立ち入った話にするには尺が足りんかったんやろな。
ということで米沢さんのオタクから、官制談合を通過して、人間の欲望を抉り出した話。私は面白かったと思ったんよね、というかこういう硬派な話が割りに好きかも。
| 固定リンク
「真犯人はお前だっ!」カテゴリの記事
- 相棒 「サクラ」(2018.01.10)
- 相棒 「目撃しない女」(2018.01.05)
- 相棒 「ドグマ」(2017.12.16)
- 相棒 「手巾(ハンケチ)(2017.11.23)
- 相棒 「ケンちゃん」(2017.11.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント