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2010.01.14

相棒 「願い」

  右京さんたちが青空警察相談会の手伝いに行っていて、リビングをリフォームしようとしたらコンセントのところに盗聴器が仕掛けられていたと主婦が相談に来る。
 その主婦の住所から、右京さんは16年前に起きた少女誘拐事件の被害者が住んでいた家だと気付き、独自の捜査を始める。

 誘拐された少女について話を聞こうと、彼女の友人を訪ねる右京さんたち。

 数日後、この友人が誘拐され身代金を要求する電話が掛かってきて・・・という話。

 誘拐事件が迷宮入りし、誘拐された少女も見つからなければ犯人も逮捕されない。
 犯人と疑われた人間は、潔白を証明されたとはいえ、絵本作家という職や立場を失い自殺する。
 娘を誘拐された母親は、子供の名を呼びながら病気で亡くなる。

 こういう苦しみを抱えて生きてきた家族が、真犯人をあぶり出し誘拐された少女を探し出すために狂言誘拐を起こすんやんか。
 
 真犯人の男は、15年の時効を盾にしようとするんやけど、右京さんの「家族を殺された人間の気持ちに時効はありません」というセリフは、殺人事件だけやなくあらゆる事件に巻き込まれた人間の気持ちやろな。

 大阪には、ゆりちゃんという誘拐されたまま、何の手がかりも無く、親御さんが一生懸命捜してはる女の子がいてるんやんか。駅にポスターが貼ってあったり、ローカルニュースで取り上げられたりすることも多いから、「相棒」のストーリーがただのフィクションとも思われへんかったな。
 
 引っかかったのは、いくら過去の事件をなぞるとはいえ、盗聴器は絶対に必要なアイテムやから無いと困るんやけど、それでもわざわざコンセントに仕込まなくても良かったんちゃうんとは思ったんやけどね。

 今回は太田愛先生の脚本やったけど、太田先生も「相棒」のキャストを動かすのがなれてきはったんちゃうやろか。

 さて、木曜日夜8時から始まった寺脇さん主演の刑事ドラマ。なかなか亀ちゃんテイストが高くていいんじゃないでしょうか。BGMも「相棒」のを真似てるみたいやし。上司はクールで嫌味っぽいし、ただ右京さんと違って、警察官僚の王道を歩んではるみたいやけどね。

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