相棒 「堕ちた偶像」
夜道を小走りに走ってる女の子が四つ角を飛び出して事故にあうところから始まった相棒。
女の子は、知らない人に声を掛けられたら全速力で走って逃げるって教えられてたんよね。で、自転車にぶつかって骨折して入院。
その隣のベッドにいてたのがたまきさん。盲腸やそうで。2ヶ月ぐらいは着物着るのしんどいんちゃう?ちょうど盲腸の傷口あたりで腰紐しめることになるからねぇ。
右京さんと神戸がたまたま同じ時にお見舞いに来て、お巡りさんと聞いた時、女の子が「逮捕する人?」って不安そうに言うたやんか。自分が拾ったものを警察に届けずに勝手に持ってきちゃったから、内心どうしようって不安になったんやろな。それが分かるくらいの演技をしちゃうこの子役ちゃん、めっちゃ上手いやんか。
病室でかけていたテレビのニュースに映った若手議員を指差して、この人に追いかけられたという女の子。その言葉に母親が嘘つきは泥棒の始まりなんて言うたら、益々女の子は自分が悪いことしたこと隠してるって思い込んじゃうよね。
議員が何故女の子を追いかけたのかと疑問を持った右京さん達が、女の子が事故に巻き込まれた現場に行くと警察車両が止まってて米沢さんが仕事してる。最近というか今シーズンに入って、第1発見者が特命係ってパターン続いたから、やっとその設定から逃れた気がしたんやけど。
警察が来ていた理由は、政治家のスクープを専門にしていたフリージャーナリストの遺体が見つかったために証拠資料を集めに来ていたんやんか。
ここからフリージャーナリストと若手議員が繋がってきてという展開。
福祉衛生省出身の若手議員が、産廃による公害によって苦しむ人たちを救うために法案を成立させようとするんやけど、政権交代によって天下りできなくなった官僚の嫌がらせで、公害問題の資料を隠されてしまうんよね。
それを表に出してくるためにはお金を使うしかないと思っていたところに、派遣法についてお目こぼしが欲しいと思っている業者につけこまれて、賄賂を受け取ってしまう。
野党議員だった時代には、何度拒否されようとも不屈の精神で官僚の厚い壁にぶち当たっていってたのに、与党になって権力のある側になると大きな落とし穴があるという、政権交代を取り込んでなかなか骨太な出来栄えやったよね。
神戸が警察庁のエリート官僚やった頃のコネを使ってみたり、クラブに話を聞きに行くのも開店直後に行ってみたり、小技の方も効いてたやん。
入院してた女の子がシリーズ物のぬいぐるみのファンだったりとか、USBがサーフィンの形をしてたりとかも、考えてあったしね。
同じ道を歩んでいたはずの盟友が権力を握ったがために道がそれてしまって、殺人まで犯してしまう。
でも右京さんに諭されて、本当の自分に戻っていくっていう、ヒューマンな太田先生の味わいもあり、面白かったんちゃうかな。
さて来週は珍しくイタミンが主役です。スピンオフってことになるんかな。
ゲストも加藤虎之助君にみつぅとは、私に食いつけと言わんばかりやんか。
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