相棒 「狙われた刑事」
伊丹が昼御飯に行ったラーメン屋で隣に座ってた男が突然苦しみだす。
亜ヒ酸の中毒症状が出てたことが分かって、事件として捜査が始まる。たまたま伊丹が使おうとしていた皿のニンニクだけに亜ヒ酸が掛けられていたこと、そしてロックしてなかった伊丹たちが乗ってきた車に残されていたペットボトルからも同じ亜ヒ酸が混入していることで、狙われたのが伊丹だと分かる。
犯人らしい人間が来ていたブレザーのエンブレムから10年前に起こった事件の関係者が疑われる。
当時専従班にいた伊丹の血の気の多い取調に恨みを持っている人間がいるのでは無いかと右京さんは推理する。
捜査会議の時に、いつもなら「お前らは出て行け」って言われちゃう右京さんたちが大きな顔で立ってるなと思ったら、右京さんたちが伊丹の警護に当たることになったんやけど、神戸は元々警察庁で要人警護したりしてたんよね。その割りには、要人警護の基礎が出来てないような気もしたんやけど。
ローンシステム研究会という大学内のサークルでねずみ講まがいの勧誘で多額の金を集めていたことから、金の流れを握っていた学生が一人リンチによって殺された事件って、嫌な設定やったよな。
神戸が伊丹と張り込みの車の中でのセリフ「本当に後悔するとしたら犯罪者ではない人間を傷つけてしまったことです」って言うてたけど、このセリフを聞いて、あの事件で犯人にされてしまった男性が、何度自分は無実だと主張しても聞き入れなかった検察官のことを思い出してしもうたんやけど。
裁判で男性が誤ってくれと言っても、謝ろうとしなかったって新聞で読んだんやけど、検察官は内心どう思ってるんやろうねぇ。
伊丹が当時取り調べた学生の一人・浜野を取り押さえたところのシーン、なかなかの迫力でしたなぁ。
いつもは伊丹たちが取り調べてるのを右京さんたちが鏡の向こうから見てるのに、今回は反対やったよね。
ローンシステム研究会事件によって、人生が狂わされた男の役が加藤虎ノ介さん、元準幹部で親のお金でクラブを経営していて伊丹を逆恨みしていた男の役が村田充さん。二人ともぴったりやったよね。
というかこういう怪しい役はみつぅしかでけへんよな。
父親が小さなゼネコンやってて、経営が行き詰ってるって、いやぁ今のご時世にぴったりはまった設定やんか。
三浦と芹沢がやってきて三浦が逮捕状読み上げるやんか「はい、逮捕状出た」って。なんか警察24時見てるような、今まで相棒には出てきたことのない言い回しで、ちょっと本物ぽかったような。
そうそう伊丹より先にラーメン屋に行ってた大木と小松が内田刑事部長に怒られてたけど、こんなシーン最初で最後とちゃうん。
今回は右京さんたち恒例のパターンが、別の人と入れ替わってるという相棒ファンには、めっちゃ楽しめる趣向がいっぱいやったやんか。なんか見逃してる趣向があるかもしれへんな。
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