相棒 「最後のアトリエ」
エンドロールで脚本家の名前を見て、あぁやっぱり太田愛先生だなぁという作品でしたよね。
銀座から始まった相棒。夭折の天才画家・有吉の未発表作品がたくさん見つかり、その回顧展に合わせて、小説が発表される。
その夜、三木という男が灰皿で殴り殺される。三木という男も有吉の作品展に関係していた。
有吉の小説は友人の榊が有吉からもらった手紙を元に書かれていた。
右京さんたちが榊のアトリエに行ったとき、書きかけの絵があってそれを見ようとした右京さんが榊から断られるやんか。私はそのシーンを見て、あの絵は実は榊が最後に描いた絵かなと勘ぐってもうたやん。
三木と贋作家がもめていたというくだりで、有吉の作品がそんなにたくさんいっぺんに出てくるなんて変な気がしたから、半分くらいは贋作家に作らせてたのかと思っちゃったよねぇ。すぐその後で有吉の作品は全て本物と教授が太鼓判を押したって話させてたけど。
でも世界でも有名な作家の本物と思われてたものが贋作やったりしたこともあるから、無名に近い夭折の天才画家の絵かて、贋作が混じってても証明のしようがないんちゃうんって疑った眼でドラマ見てまうねんなぁ。そこが右京さん風に言うと「私の悪い癖」なのかもしれへんけど。
引き裂かれていたと思われていた晩鐘という絵が無傷で出てくる。
そして回顧展の会場で榊と右京さんたちが事件の種明かしをするんやけど、米倉斉加年節をたっぷり聞かせてもらったなぁ。
自首しようとした榊に聞こえた教会の鐘の音が、榊に自首を思いとどまらせたと右京さんが語ってたけど、そういうメルヘンなところが太田愛先生の持ち味というか、なんというか。
米倉さん自身が画家として一世風靡し、役者でありながら画家でもあるので雰囲気持ってはるから、ぴったりやったよね。
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