相棒 「晩夏」
大女優シリーズもレギュラー化してるような気がします。
今回の大女優は三田佳子さん。
病院の公衆電話のところで日傘の忘れ物を見つけ、それはバス停に座っていた和服の方の物だと気がついて持って行ってあげる右京さん。
それがきっかけで和服美人で歌人の高塔と知り合う。高塔は余命幾ばくもないとの宣告を受けて身辺整理をしている時に、恋人・桐野の持ち物だった文箱の底から青色の小瓶を見つける。それを知り合いに鑑定してもらったところ、毒物だと分かったので、右京さんに「自殺しようとした人が毒の入った小瓶を文箱の中に何故隠したのか。青い小瓶の謎を解いて欲しい」と頼む。
女流歌人で大きなお屋敷に一人住んでいる高塔さん、時間の流れもゆったりとしていて、細かい表情とかさすが大女優にしか表現できない世界観やったよね。
また次々とお召しになる夏物のお着物。帯や小物のコーディネートも素晴らしくて、相棒の感想書き始めて3年くらいになるけど、衣装が素晴らしいって思ったのは初めてかも。
たまきさんも着物やったけど、たまきさんの衣装は素人っぽくってあんまり味わいが無い感じやったんよね。それに比べると着はる人が着物を見る目があると、やっぱり違うやん。
高塔を指導していた歌人浅沼が、歌には人柄がそのまま出るので桐野の短歌を一度読んでみてくださいと言ったので、右京さんは短歌ノートを借りて桐野の人物像を探るやんか。犯人が分かったあとで、その当時高塔や犯人はどんな歌を読んでいたんやろうって気になったなぁ。
浅沼先生の方も大豪邸に住んではったもんやから、書生さんに案内されて浅沼の書斎で遺書を見つけた右京さんたちのくだり、高塔の家にも書生さんいてはったっけ?なんて思ってもうた。その辺りちょっと分かりにくかったかな。浅沼先生の家に初めて右京さんが訪れた時にも書生さん出してくれてたらよかったかも。
まぁ少々浮世離れした話やったけど、大女優シリーズの時はだいたいこんなもんかな、太田先生やし。
そうそう今回のサブタイトルは晩夏やったやんか、これって挽歌と掛けてるんやろか?挽歌=葬送の時に歌う歌。死者をいたみ悲しむ歌(集英社版、新修広辞典より)歌違いとは言えるけど、どことなくそんな気もしたという。
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