相棒 「守るべきもの」
ヨツバ化学工業の泊研究員が狙撃される事件が起こる。研究員は無事だったのだが、ボディーガードの土方が撃たれて亡くなる。
土方は神戸の警察学校時代の同期で、閣僚警備の経験もある男だったが、ミノシマ大臣担当の時、警護を辞めたいと申し出たので逃げたと思われていた。
警備の仕事から逃げた男がなぜボディーガードの仕事の最中に撃たれて亡くならなければならなかったのか、神戸はこの事件に首を突っ込む。
相棒が始まった初っ端、狙撃犯が狙ってる時BGMにサイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」がかかってたやんか。なんでこの曲選んだんやろ?映画「卒業」に使われていた曲やったけど、今回のストーリーとはあんまり関係なさそうやし。このスナイパー、サイモンとガーファンクル世代にも見えへんけど。
この事件のあらましを聞いた右京さんは、実験を中止せよという脅迫状が届いていたことを知り、どんな実験だったのかが気になって泊研究員のところに聞きに行ったのが、右京さんらしかったやんか。
二酸化炭素を酸素に変える研究やそうで。それが環境ビジネスに関わってきて、排出権の売買で10兆円のお金が動くとか。そこに暴力団関係者も絡んでくる。汚い仕事やけどお金が儲かるとなれば、暴力団関係者も乗り出してくるわな。
日本丸っていうNPO法人の代表者役が手塚とおるさん。手塚さん濃いから、全部さらって行っちゃうもんな。めっちゃ怪しいやんか。今まで相棒に出てなかったのが不思議なくらい。手塚さんのこの役、また相棒のどこかのシリーズで登場せえへんかな。1回では勿体無いぞよ。
結局土方が撃たれたのは、SPとして訓練を受けていたがために、起こった事件やったやんか。優秀なSPだからこそでしょ。問題の多いミノシマ大臣やから、土方に回ってきたとも考えられるしね。
なぜ土方がその方向に飛び出したかということを防犯ビデオで再検証していた右京さんと神戸が気付いて「おそらくそれでしょう」って右京さんが言うんやけど、実証実験のシーンもなく、二人だけで気がつくなんて、ちょっとずるい展開とちゃうん。右京さんたちの解説によると。銃衝撃音が銃声よりも先に聞こえるので、それに土方が反応してしまったために撃たれたとか。
狙撃犯を雇ったのは、研究所の費用をごまかして懐に入れていた所長さん。研究が上手く行かなくて研究所を辞めてアメリカに行こうとしていた泊。
だいたいこんな凄い研究を一人に任せてる会社が甘いやろ。またこれという研究成果も無いままアメリカに渡ったところで、日本よりも競争が激しいアメリカで生きていける訳ないんちゃうん、泊研究員も甘いよな。
相棒tenを振り返ると、次世代エネルギー関係の研究者ネタ、多かったよね。そしてどれも絵に描いた餅のような研究やったというべきか。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント