相棒 「バーター」
野原で撲殺された男性が見つかる。NIAに勤める人事部所属の空港職員・内藤。外部グランドスタッフをまとめる仕事になってからは2年だが、その前は労働組合の中央委員長で航空会社社員の大量解雇を進める仕事をしていた。
甲斐亨がCAと知り合いと聞いただけで合コンって考える米沢と角田課長。この2人、右京さんの相棒は「か」で始まって「る」で終わるという法則も同じように思いついてたし、段々似てきてるんかいな。
甲斐亨は右京さんが事件を解決する姿を見て、右京さんの思考法について、興味を持っている。甲斐亨はまだ右京さんが大河内監察官と持ちつ持たれつの関係って知らないもんな。それで監察官室って聞いただけでびっくりしてて、ちょっとおもろいやん。
右京さんが大河内監察官から潮のことを聞き出すために、わざと自分の職員番号で本庁の局長クラスの人事ファイルにアクセスして、大河内監察官から呼び出されちゃう。
潮警備局長が2年前に依願退職したのは、警視庁公安部の極秘資料がネットに流れ出る不祥事の責任を負わせるために。誰かが責任を取らな収まらんもんね。
一応天下りではなく、健全な再就職として、NIAの子会社に行ったことになってるって。
発信履歴にのこってたAPとは空港警備の会社で、元々は警察OBの天下り先やったんやけど、天下りが禁止されて警察からの天下りが無くなったので、NIAで人事部の部長していた佐久間が空港警備担当顧問として来ていた。
殺された内藤は、現場のクレーム係でお客様からいじめられるような立場の仕事してはったやんか。で2年前は組合の委員長として500名近くの社員の首と10名ほどの役員の首を交換するのに合意したので、同じ社内の人間からNIAの敵なんて言われてるやなんて。クレーム処理なんて精神的にキツイ仕事やのに、同じ社の仲間からは陰口叩かれてて、なんか早く辞めさそうとしてるようなポジションとちゃうん。なんか健気で胸が詰まる思いがするよな。
右京さんが省庁と民間が天下り先を交換して、見かけ上天下りではないようにするシステムがあることに気がつく。
潮って、元警察の偉いさんだけあって一筋縄ではいかないねぇ。
内藤がポケットに入れていたデジカメが撮っていた真っ黒の写真からGPS機能で、殺人場所が佐久間の部屋だと特定される。
内藤と佐久間が話し合ってる回想シーンがあって、佐久間はNIAの役員と警察官僚を路頭に迷う責任が負えないて言うてたけど、そんなん路頭に迷えへんやろ。一般社員と違うんやから。それなりの給料もらってたやろうし、それなりの退職金かてもらえるやんか。ただ今までの地位や名誉が邪魔をして、普通の再就職がでけへんだけで。
潮が悪者になってたけど、天下りバーターシステムの黒幕が甲斐亨の父親でしたか。右京さんと甲斐次長の関係がどうなっていくのか、正月SPや最終回SPではどんなストーリーが用意されてるのか楽しみになってきたやん。
潮はまた次の天下り先を待ってるみたいな言い方してたよね。でもペナルティで一般嘱託職員って、不貞腐れて出勤もせぇへんようになったりしてね。
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