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2013.01.03

相棒 「アリス」

 昭和30年12月24日早蕨ホテルで女学生が二人楽しげに話しているところから始まった相棒。ちょっとセピア色で、昭和30年の良い育ちのお嬢様たち。
幸せそうやったのに、その後出かけた二人は森の中でスクラップブックに貼る綺麗な紅葉を探し始める。道を外れて一人森の中に入っていった瑠里子が失踪してしまう。

 平成24年12月24日ロンドンで女性が一人亡くなる。彼女の名前は朋子。彼女の弁護士が朋子の最後の言葉を聞き、右京さんに連絡してくる。

 特命係に婦人警官が米沢宛の荷物を持ってくるんやけど、松本若菜さんやんか。甲斐亨の警察学校時代の同級生やて。元日SPだけなん?それともレギュラーに入るん?ちょっと気になるやん。

 右京さんたちが朋子の親戚・二百郷茜のところに訪ねてきた時、二百郷家に空き巣が入って、家の中が荒らされていた。番犬まで殺されていたんやけど、その傷から特殊なスタンガンを使い、複数の人数が関わっているようだった。二百郷家のじいやさんが犯人が捕まるまでこの屋敷に滞在して欲しいと頼んだことから、右京さんたちがこの事件に関わっていく。

 太田愛先生の脚本。きっちり緻密に書かれてましたよね。10年前ロンドンへ右京さんが休暇で行った時に会ったって、そういう所から伏線張ってあるし。
早蕨ホテルは戦前華族や政財界人が集まる秘密の保養所で茜の曽祖父が経営していた。

 茜のところにライターの男がやってくるんやけど、全国の神かくしの話を集めてるって、そこからもう胡散臭いやん。そんな話を集めたところでオカルトっぽい雑誌とか単行本ぐらいにしかならへんもんな。

 ここで瑠里子が神かくしに遭った話から、早蕨ホテルが火事で消失する話になる。

 右京さんと甲斐亨が話してるのを盗聴する複数の男たち、これが甲斐亨の父親と繋がってるやん。

 場面は変わって山岸昭和文化記念館で職員の男の人が殴られ、階段から落ちる。謎が謎を呼ぶ展開になってる。

 米沢さんから番犬が殺されたのは特殊なスタンガンでこれとよく似たものを使った事件があって、デミセが絡んでると報告が入る。デミセとは警察庁の公安が秘密裡に外部に保有していると噂される実働部隊とのこと。こういうセリフは米沢さんピッタリ。でもってデミセの隠語を知らなかったの甲斐亨だけやった。

 甲斐亨と茜が早蕨村郷土史資料館へ行って早蕨ホテルの資料を見せてもらうやんか。宿泊者名簿の中に身元不明の男性の話が出るやんか。その時館長さんが中林秀雄のことを「戦中戦後の混乱で色々ありましたから、結局わからずじまいでした」って言うてたけど、事件があったんは昭和30年やもんな。これが昭和20年の話やったら、そりゃそうやと思うけど、さすがに10年も経ってたら戦中戦後の混乱も治まってきてたよね。唯一このセリフだけが番組見てて引っかかったところかな。

 火事のあった日の午前まで早蕨ホテルに宿泊してた永沢子爵の備忘録が山岸昭和文化記念館にあるということで、そちらに右京さんたちが向かう。
 そこで殺人事件が起こってたので、話が繋がる。捜1トリオもやっとここでご登場やしね。入館記録に名無しで警察庁と書かれた用紙があったやんか。玄関だけには防犯カメラが付いてるってセリフがあったのに、防犯カメラに残ってる映像調べもしようとしてなかったよな。

 毎年毎年捜1トリオは正月休み返上やんか。いつか正月休みをゆっくり取ってる捜1トリオを見てみたいよな。でも呼び出されてまうっていう。

 文献は盗まれたけど、劣化する前にデータ化は済んでいた。データ化が済んでいたということは、ネット上で公開されてたかもしれへんよね。盗んだ意味無いやん。
 備忘録には12月24日の早蕨ホテルロビーでの出来事が詳しく書かれていて、そこから身元不明だった人間が法務省の国枝ではないかと記されていた。

 国枝と言えば、国枝文書。ここから警察庁ができた歴史が絡んできて、一挙に相棒らしくなってきたやんか。それで甲斐亨の父親が松沢子爵の備忘録が出てきたことで世間に国枝文書が知られる前にこの世から消し去らねばならんと思った訳なんや。

 レストランで食事した後、お会計が甲斐亨に回ってきて「高っ」て言うてたとこみると、いつもここの食事代は彼女に払ってもらってるみたいやな。
 茜が狙われてるのが分かってて、大石婦人警官が茜のコートを着て身代わりになるやんか。柔道三段、かっこええやん。これから相棒の用心棒になってくれへんかな。

 ここで戦後華族や財閥が課せられた財産税の話が出てきた。累進課税で最大90%の税金が課せられたって。フィクションでも戦後の事実が絡ませてあると、深みがでてくるよな。

 早蕨村に戻ってくる右京さんたち。ここで瑠里子の行動を洗い出す右京さん。やっと瑠里子の残したスクラップブック最後のページの意味が何なのかに辿り着く。
 不思議の国のアリスの挿絵と朋子さんの花の真意とは…。

 ここに不思議の国のアリスの挿絵が出てくるところが、女性脚本家らしいところとちゃうやろか。読んだことがなければ思いつかへんやん。

 そして右京さんは絵解きをするんやけど、暗号を解読して開いた秘密の隠し場所の入り口がでっかくてびっくり。そして50年以上使われてなかった電気がまだ煌々と付いたのもびっくりやったけど。

 まずは自分の先祖の財産を取り戻しにやってきた男。これは右京さんの機転で取り押さえられたけど、その後にデミセの連中が踏み込んできて、国枝文書が狙われる。

 事件が一件落着して、国枝文書の箱を開けたら、開けてビックリ玉手箱でしたな。

 そして57年前の事件の謎解きが右京さんによってなされる。またこれが哀しい話で、泣けました。
 火事で亡くなった国枝が右京さんと瓜二つだったという締めがおしゃれやったよね。

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