相棒 「幸福な王子」
アートイベント会社で社長が亡くなっているのが見つかり、捜査が始まる。右京さんは米沢さんのお手伝いで、この会社の倉庫を調査中。
倉庫から4体の彫刻が無くなっていることが分かり、その行方が気になる右京さん。
甲斐亨の方は彼女の知り合いに庭においてあった彫刻が無くなっているので探して欲しいと頼まれる。そして特命係に甲斐亨が配属されたことに不満を持つ陣川警部補に付きまとわれて、一緒に依頼者あずみの家にやってくる。
甲斐亨は無くなった彫刻を捜すことに否定的やねんけど、依頼者が可愛い女の子やったもんやから、めっちゃ乗り気の陣川。
捜1トリオと右京さんが社長に金を貸してた男の家に行くと、倉庫から無くなってた彫刻4体が借金の形に取られてたやんか。1体が100キロある言うてたよね。
花の里で右京さんに愚痴をこぼす陣川。陣川が「人がいるなら僕を呼んでくれたら良かったのに」っていうた時の右京さんの答え「思いつきませんでした」って、めっちゃおもろかったよね。右京さんにとって陣川の存在は無いに等しいのかよって突っ込んでしまいそうになったちゅうねん。
幸福な王子という彫刻のことで話し合ってる右京さんと甲斐亨。右京さんのイタリア語にすぐ幸福な王子と甲斐亨は答えたんやけど、イタリア語も分かるって凄いやん。
殺された社長が金を借りていたリストの中にあずみの義理の父親・野間の名前があった。野間はITバブルのころに起業し、現在でも50億円以上の個人資産を保有しているとのこと。
そんな野間社長のところに訪ねて行った時、郵便物に切手をぺろっと舐めて貼ってたよね。切手を自分で貼る社長さんって、あんなに優秀そうな秘書もいてるのに。秘書が社長から預かった手紙をうっかり落としてたから、その切手をはがして甲斐亨が持ってた切手と貼り替える。そこから社長のDNA調べるって段取りやったんやけど、今まで私もいろんな中小企業で働いてたけど、社長自ら切手を貼るなんて人おらんかったで。
野間の家に行って、事件の真相を解き明かす右京さんたち。野間社長は個人資産の殆どを人に貸しているんやけど、自分の命の短いことを知って、もし自分が死んだら手持ちの現金が少ないので、相続人のあずみが相続税を払えず財産放棄しなければならなくなる、それで貸した金を債権放棄することで少なくてもあずみに遺産を残すことができると考えた。
でもアートイベント会社の社長は債権放棄に同意すれば贈与税を2000万円ぐらい払わなければならず、そのお金がなかったので断った。その時の話し合いのいざこざで事件は起こる。
でも自分の個人資産の殆どを人に貸してる野間社長に違和感があったよな。例えば自分が若いころ無一文から起業してITバブルの波に乗って会社を大きくできたから、自分と同じように頑張っている人の助けになればと思ってたかもしれへんけど、それならそれで財団みたいなものを設立して個人とは切り離してすればええんちゃうんと感じたんよね。
自分の死んだ奥さんが幸福な王子の話が好きやったからって、自分が幸福な王子になろうとしたのかもしれへんけど。幸福な王子の物語の中には、みすぼらしくなった王子の像を捨てる人間もいれば、王子の心臓とつばめを拾ってくれる神様も出てくるんやけど、野間社長は誰に心臓を拾ってもらいたかったんやろ。
幸福な王子の彫刻はあずみがキャリーバッグに入れてたんやけど、それって元々野間がバッグに入れてたんやろか。100キロはあるらしいから、うら若きあずみ一人では動かされへんもんな。
最後、病院に父親のお見舞いにやってきたあずみと陣川。あずみには彼氏がいたため陣川は振られてたけど、軽い感じの彼氏でなんだか頼りげが無かったよな。
一件落着して、花の里で酔っ払った陣川、思いっきり大阪弁で絡んでるやん。幼少期に戻ってるって言われてたけど、寝屋川に住んでたのは小学生ぐらいまでってところなんかな。
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