相棒 「BIRTHDAY」
右京さんが花の里へ行くと、花の里の前に少女がちょこんと座っている。右京さんがその子を自宅まで無事送り届けて、振り返ると夜なのに不用心にも玄関が開けっ放しの家があり、気になってその家を調べ始める。
ある1日の時系列と場所がバラバラに映されるのですが、最後にそれが繋がった時、涙涙でした。
小学生の男の子隼人君が卓球の臨時コーチ瀬田さんの家であるものを作る手伝いをしてもらう。
アパートに転がり込んでいた強盗殺人容疑の男が追い出され、行く宛が無かったのか、子供時代に卓球を教えてもらっていた瀬田さんのところに顔を出す。瀬田さんは男が事件を起こしていたことを知っていたので、近くの喫茶店で食事でもしてきてと言って、席を外させた間に警察に通報しようとしてた時、入ってきた男ともみ合いになり首を締められる。
ぐったりした瀬田さんを車に乗せ、隼人君も手伝わせて山奥へ行き、穴を掘らせるのだが…というストーリー。
最初オンエアで見てたときは、めちゃっドキドキしてもうた。容疑者役をしてた榊英雄さんは、この間まで1年間地球の平和を守る司令官やってはったから、怒鳴るし暴れるし怖いし、もうそのギャップで余計ドキドキしちゃったし。
瀬田さんの家の冷蔵庫にあった不味いクリーム状の物がきっかけになって事件の解決に繋がっていく。
仮死状態だった瀬田さんが気がついて隼人君を逃がすんやけど、山道を逃げてる最中に瓶詰めにしたクリーム状の物を落としてしまい、それを拾おうとして川に落ちてしまう。助かったと思うと危機が訪れるってサスペンスドラマの王道やけど、1時間物やから中だるみがなくて、緊張感が持続してたよね。
隼人君には、両親からの遺伝で発病する可能性があり、12歳まで発症しなければ発症する可能性が低くなると医者から言われてた。隼人君の姉も幼いころにその病気で亡くなっていたので両親は篤く信仰してはったんやんか。だいたい相棒はキリスト教系なんやけど、こんなにはっきり祈りの言葉が出てくるって、日本のドラマとしては珍しいよなと感じたなぁ。
両親の祈りと、右京さん甲斐亨の必死の救命措置で息を吹き返した隼人君。
隼人役の加藤清史郎君が着実に演技力を付けてきていて、この難しい役をやり遂げたのも良かったよね。
そしてオンエアの時には家出少女が実は亡くなった姉だったことが最後に明かされて、あぁそうだったのかと感動しながら見てたんやけど、後でビデオで見直した時、ちょっとゾッとしたという。
相棒シーズン11の作品の中でも、印象深い作品になりました。
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