相棒 「デイドリーム」
陣川が特命係にやってくる。
陣川は自分が殉職する夢を見たので、ネットの夢診断のサイトに投稿したところ、そのサイトを運営している准教授の西牟田から助
けて欲しいと相談されたとのこと。
それで会って話を聞くと、西牟田は自分が死ぬ不吉な夢を見た、自分は予知夢を見る力があると言うので陣川は西牟田を警護するの
に右京さんの力を借りにきたのだ。
だいたい不吉な夢で不安な気持ちを抱いた人にアドバイスする立場やのに、その人に自分の不吉な夢を相談するって、それで専門家
って言えるん?って思ったよね。まぁ陣川は美人に弱いからな。美人の言うことなら、少々矛盾があっても気が付かんやろうけど。
右京さんと陣川が鑑識の部屋へ行ったところ、西牟田と同じ大学の同じ教授の元で研究している准教授の柄本が殺されていた事件の
証拠品が広げられていた。
ということで、西牟田准教授のところにやってきた右京さんたちは、南雲教授に話を聞いている伊丹たちと同席することに。
南雲・西牟田・柄本の三人を冷静に見てみると、だいたい柄本は臨床心理士は相談に来た相談者に対する守秘義務があるにもかかわ
らずそれを自分の本に書いて公開したということでクレームが来ていたという大学側から見れば問題行動を起こしてるし、南雲は自分
の弟子とも言える西牟田と不倫してるし、西牟田は夢判断のアプリやってるし。准教授と言う立場で教授選に出ようかって時に、アプ
リやって稼いでええんかよって思ったんよね。その上、論文の盗作疑惑もあったり、南雲との関係も行き詰まってたりとか。それで自
分を事故死に見せかけて殺してもらい、それでおりた生命保険金を柄本を訴える裁判費用に当ててくれって考えるやなんて。
ほんま自分の事しか考えてない駄目教授ばっかりやん。
最後に西牟田は陣川に「虎の夢を見る人は正義感に溢れているから、きっと私を助けてくれると思ってた」って言うてたけど、ということは自分のことが全然分かってない人間や言うことを表してたやん。
右京さんが西牟田に説教してたのは至極当然。
こういう駄目准教授でも、悲劇のヒロインに見せられたのは雛形あきこさんの演技力の賜物やね。
だいたい相棒って1回ゲスト容疑者に出てきたら、二度と違う役では出てきてないやんか。こうなると力のある役者さんを呼ぶのが段々大変になってくるんちゃうん。
雛形あきこさんは2時間サスペンス・ドラマを中心に仕事してはるから、これからはサスペンス・ドラマ系でこんな俳優さんが出てくれたんかいなって、凄いのを楽しみにできるかもね。
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