相棒 「ボマー」
交番が爆発し、近くの病院で健康診断を受けていたカイトが慌てて、交番に向かおうとしたところに、靴も履かずに走ってくる少年(少年と言っても高校生)を見かける。
不審に思い、後を追いかけて、少年に問い掛けると、少年の首からぶら下げたスマホから別の男が話し始める。
少年はコートの下に爆弾を巻きつけられており、カイトは少年と行動を共にすることを命じられる。
このとき、スマホを破壊しろって命令されてたけど、カイトのスマホが事件に巻き込まれるの2回目かな?結構、買換えさせられてるやん。まぁいつも最新型のスマホ持ってるなとは思ってるけどね。
爆弾をしかけた男はJBと名乗る。宇崎竜童さんの迫力、これじゃぁ、従わざるを得んよね。
現場検証してる米沢さんが、時計の部品を見つけたところ、公安がやってきてその部品を持ち去っちゃう。ということで今回の相棒は公安がらみ。
事件の会議中にやってくる公安部長。お爺さんが大臣を歴任、父親はかつての法務大臣、兄が前福祉大臣という凄い家柄に生まれてる。
そういう名門の家柄役に中村橋之助さんぴったりやんか。
JBの目を盗んで右京さんにメッセージを送るカイト。特命係と真犯人の駆け引きがおもしろかったよね。
JBがカイトの身辺についてかなり詳しく調べ上げ、悦子の部屋に盗聴器まで仕掛けてる。一応JBは単独犯やったけど、こんなに手際よくいろんな仕掛けができるのって、少々都合良すぎるかも。JBは長く海外にいてたんやし。
夕方5時ごろ終了する健康診断ってのも、どうなんやろ。普通健康診断といえば、朝食抜きで午前中に終わるってもんやん。
JBの命令で料亭の前にやってくるカイトと少年。その間を銃弾が抜けていき、内村刑事部長の肩を撃ち抜く。このシーン、次週の予告でやってたやんか。もう三浦刑事に続いて、内村刑事部長までって、びっくりさせられたよね。
普段、右京さんを目の敵にしている警視庁の面々も、いざとなると右京さんの味方になってくれる。というか内村刑事部長がいないんで、味方に付き易かったともいえるかな。
敵を欺くにはまず味方からってことで、大木の拳銃を奪って立てこもるカイト。
正月SPはいつもエキストラが凄い。ここまで人数掻き集めるドラマって相棒ぐらいやなぁと毎年思ってる。というか毎年毎年規模が大きくなってる気もするよね。
JBが桂木重吾と判明したとき、桂木は紛争地域で政府軍に逮捕され1ヶ月前に解放されたっていう設定やったけど、もしそういう事件が起きていたならテレビニュースでさんざん報道されて世間を騒がせてるやろ。それを誰も知らんというところに設定に無理があるような気がしたな。
右京さんと捜1コンビの深謀術策にまんまと引っ掛かった真犯人と黒幕。
取調室で対峙する右京さんと黒幕だった公安部長。
歌舞伎役者にとって悪役はやりがいのある役。半沢直樹でも歌舞伎役者が悪役で印象に残る芝居をして大評判になったやんか。それを意識したのかどうか、狭い取調室で右京さんと二人きりなのに、あんなに激昂せんでもええんちゃうん。歌舞伎座の舞台とちゃうんやからと思ったんやけどね。
一人親家庭の補助金を減らして、職業支援センター設立に天下り先とお金を回すようにするために、データの改ざんが行なわれていたというのが根底にあったんやけど、やけにヒューマニティに溢れた結末やと思ったら太田愛先生の作品でしたなぁ。
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