相棒 「右京さんの友達」
右京さんが自分で作った推理小説を朗読しているところから始まった今回の相棒。
右京さんが紅茶愛好家の集まりで、毒島と知り合う。毒島は紅茶に対するうんちくが人並み外れてる。それに興味をそそられた右京さんは帰ろうとする毒島に話しかける。右京さんは毒島に名刺を渡していたので、1週間後毒島の家にお茶会に呼ばれる。
毒島はミステリー小説の愛好家でもあり、部屋に溢れんばかりの小説が山積みにされていた。
毒島が右京さんと同じような紅茶の淹れ方をするのを見たカイトが、右京さんの顔を見るところが可愛いやん。
1年前毒島の隣に住んでいる女性が殺され、女性の恋人だったミステリー作家が逮捕される事件が起こっていた。
毒島に勧められて、右京さんが「孤独の研究」というミステリー小説を書き、毒島に読ませる。
そして小説の批評をする形にして、3人で女性がなぜ殺され無ければならなかったのかを話し合っていくんやけど、途中でカイトがそんなまどろっこしい会話に飽きてしまったのは、ほんまカイトらしかったよね。
右京さんは毒島に紅茶を淹れてほしいと頼むやんか。で、右京さんと同じように淹れるんやけど、左利きってことで左手で紅茶ポットを持ってる。ポットとカップをあんなに離してて付け焼き刃でなく見せなければならないし、たいへんやったんちゃうやろか。
真相は、ミステリー小説家が彼女を殺そうとしてもみ合いになった時に、彼女が突き飛ばして小説家が倒れ気絶したのを死んだと勘違いする。それで部屋に顔を出した毒島に自分を殺してくれと頼む。
翌朝、目を覚ましたミステリー作家が、女性を殺したのは自分だと思って捕まった。
裁判で刑も確定しちゃってるのに、真犯人が出てきたら、どうなるんやろ。
つい最近、承諾殺人っていう事件があったけど、これもその範疇に入るんかな。
毒島が自首しようと思ったのは、「自分のことを分かってくれる人に本当のことを話したかった」から。でも毒島が捕まったら、このアパートもうすぐ取り壊しが決まってるのに、いままでコレクションしてきた紅茶やティーセットが勿体無いやんと思ってもうたし。
毒島にワトソン君がいなければホームズは立ちいかないって言ってもらうカイト。カイトに対しての温かい励ましになってたよね。
毒島役の尾美としのり。2013年に旋風を巻き起こした「あまちゃん」で娘思いの優しいお父さんやってたんで、イメージがガラッと変わり、でもきちんと毒島になりきってはった。女優さんと違って衣装や髪型で雰囲気を変えるって訳ではないのにね。セリフがうまい。かなり膨大な量のセリフやったと思うねんけど、表情とともによく練れてたなぁ。
話は横にそれるけど、サンテレビとかKBS京都で鬼平犯科帳の再放送をエンドレス?で今でもやってるんよね。なので若かりし頃の尾美としのりもちょくちょく見ることができてまう。伊達に年輪を重ねてないなぁって見てるこっちは思うんやけど、役者さんとしてはどうなんやろね、昔の演技と比較されちゃうの。
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