相棒 「聞きすぎた男」
花の里の前で盗聴電波の調査をしている男・小曽根。
花の里では右京さんやカイトが色々捜査状況の話をするんで、盗聴されてはヤバイと幸子は盗聴器を外してもらう。
この場所で右京さんたちの話を盗聴するとすれば、甲斐次長かその息のかかった人間ぐらいなんちゃうん。
取り外した盗聴器を右京さんが見たら、それはコンセントに取り付けるタイプのものだったので、おかしいことに気がつく。
全くの素人が見たら、盗聴器っていうだけでびっくりしちゃうもんねぇ。それがどういう風に使うのかまでは知らんよな。
そこへ盗聴探知機を作っている小曽根が現れて、特命係の部屋に連れてこられる。右京さんたちもこのドサクサで食事とかでけへんかったってことやな。
詐欺ではないと分かって、右京さんたちに許してもらえる。
別の日、盗聴探知機の実験をするのに小曽根が町を歩いていると、女性の叫び声を聞いてしまう。警察に通報するも信じてもらえないので、右京さんを頼ったことで、右京さんが首を突っ込んでくる。
盗聴器が仕掛けられていた家のご主人が信販会社に勤めていて、顧客データが流出した事件に関連しているのではないかと疑われていた。
結構、細かい引っ掛けが散りばめてあって、うっかりそれに乗っかっちゃった小曽根が狂言回しになってて面白かったよね。
信販会社でのデータ流出は情報システムの社員が、うっかり何名かの顧客データをメールに添付しちゃったとか、データ流出を疑った重役に頼まれて盗聴器を仕掛けたのは同じ会社の人間だったとか、旦那が死んだ時に妻が呼び寄せたのがビストロのオーナーシェフだったとか。
で、結局夫が死んだ原因は妻が隠し持っていた覚せい剤を砂糖と間違えてコーヒーに入れて飲んじゃったというどんでん返し。
最後に、小曽根の奥さんが借金を返済してくれて、元の鞘に収まるみたいな感じになってたけど、貯金崩して800万円の借金を返済するって、勇気いるよね。
小曽根は一流企業に勤めてて、研究一筋やったのに営業に回されたことで、研究を続けたいから会社辞めてたやんか。これってなかなか研究が成功しなくて、採算が合わないから研究が中止になって営業に回されたのか、営業をすることによって顧客のニーズをつかむために研究から回されたのか、その辺をちゃんと会社と話合わないと、表彰状とかもらうぐらいの研究者やったんやから、他の会社への転職もできたかもしれへんのにね。
まぁ会社辞めんと世間の風の厳しさは分からんとは思うけど。
その辺が甘い終わり方やったよな。
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