相棒 「鮎川教授、最後の授業 解決編」
鮎川邸を捜索するカイトたち。
御堂黎子の健康保険証を見つける。右京さんの携帯が西多摩地区で使われていたことを米沢が報告する。
鮎川教授本人の車のナビには西多摩地区に該当するものがなかったんで法務局の不動産登記が無いか調べにいくカイトたち。伊丹とか芹沢とか米沢とか、がん首並べすぎな気もするよね。鮎川名義の登記物件が無かったんで、カイトが御堂黎子でもう一度調べてもらう。
どうも御堂黎子名義の不動産あったみたいで、4人でそちらに急行する。
その頃地下室で「なぜ人を殺してはいけないのか」という問題に取り組む右京さんと社。その解答用紙が回収され、及第したかどうかが発表される。さすが右京さんの答案は鮎川教授に力作と褒められてたし、社も負けず劣らずの答案って言われてる。でも及第点は上げられないって、めっちゃわがままな先生やな。
鮎川の別邸にたどり着くカイトたち。鍵がかかって入れそうにない鎧戸をピッキングという裏技で開けちゃう米沢。旧式な鍵なんで開けやすかったのかも。それにしても別邸、凄いですねぇ。
人を殺したものは相応の罰を受けると規定されていることで大多数の人間は抑止しているけれど、鮎川教授は覚悟したもの、己の欲望に忠実な者はもはや罰など恐れないって語ってたよね。最近、誰でもいいから人を殺したかったって人間が事件起こしてるけど、これって己の欲望に忠実な人間が増えてるってことなんやろか。
鮎川教授が私の獲物を選んでくれたまえと言ったときに全員が手を挙げる。そこで鮎川教授は御堂を指名する。その頃カイトたちは地下室の入り口を見つけるんやけど、中から右京さんの「止めなさい」という声の後に銃声が。
カイトたちが走りこんで来たら、倒れてたのが鮎川教授って、何がどうなってんねんってびっくりしたやん。右京さんは御堂からピストルを取り上げてたけど。
その後管轄の警察で右京さんたちも参加して会議が開かれ、御堂は正当防衛ということで話がまとまる。
この会議の中で、事件が起きたシーンが流れる。鮎川教授が猟銃を御堂に向けて覚悟したまえというと御堂はピストルを教授に向ける。これは護身用に教授が御堂に与えていたものだった。鮎川教授がさようなら黎子と言った時に御堂はピストルを発射し、教授は亡くなる。
先週からの流れで言うと、まさかこんなことになるとは思わなかったよね。ここで緊張がプツッと切れてもうた気がするな。
御堂黎子は御堂不動産社長の姉だった。とはいえ、実の兄弟ではなく、黎子が生まれた時に母親が亡くなったということで、養女として親せきに引き取られていた。 黎子の母親・好子のアルバムを借りると、好子が鮎川と並んで立っている写真が挟まっていた。ここから鮎川教授と黎子の関係について推理を始めていく特命係。
警察は御堂の不起訴処分が決定する。銃刀法違反については起訴猶予。ということで釈放される御堂。家政婦をしていたからなのか、鮎川邸に戻ってきたところに右京さんたちが待ち構えている。
御堂は鮎川教授の子供であることを知っていた。
鮎川教授は御堂の母の妊娠が分かった時、強硬に中絶を望んだんやけど、母は中絶したと嘘を言い鮎川と別れた。その意味では御堂は鮎川教授に殺されかかったことがあるもんな。
御堂は鮎川のSNSを見て、猟を楽しんでる写真を見て、人は殺さなくても動物はたくさん殺すんだなぁと思って、殺意がわいてきたって語ってたけど、それを行動に移さなくても、一緒に暮らしているうちに鮎川教授は敏感に感じ取って、毒物を部屋に置いてみたり、ピストルを護身用と言って御堂に渡してみたりしてたんや。
しかし御堂がなかなか行動に出ないので、鮎川教授はこのような大がかりな監禁事件を起こす。集めたメンバーも法学部の教授やヤメ検弁護士それに警視庁の刑事など御堂の正当防衛を認めてくれそうな人たちばっかりやもんな。なぜ人を殺してはいけないかというものに明確な答えが無いことを御堂に教えるために、鮎川教授はこの問題をみんなに出題したんや。
ここで右京さんは、御堂が正当防衛だったかどうかを聞き始める。殺意があったのかどうか。御堂は殺意があったことを認めたけど。
それにしても鮎川教授ってわがままでめんどくさい男だと思うよな。鮎川教授も御堂も互いに親子やて分かってるのに、ご主人と家政婦の関係で2年も暮らしてきたやんか。本当ならちゃんとお母さんにも御堂本人にも謝罪して、実子として認めるべきやん。
御堂には内緒で別邸を御堂の名義に替えるとかってどうかと思うよ。きっと鮎川教授は隠し子がいたとかって騒がれるのがかっこ悪いと思ったんちゃうん。
御堂が家政婦として一緒に生活してきて、東大教授を鼻にかけたような言動をするたびに、ちゃんと謝罪もできないくせになんて内心思ってたはず。それが鮎川教授には殺意に感じられたのかなって思うんやけど。
御堂に母親の敵討ちをさせたかったんかもしれへんけど、敵討ち自体は明治6年に禁止されてるから、殺意があろうが無かろうが娘を罪人にしちゃうやん。やっぱり自分のプライドを捨てて正直に謝罪せなあかんかったって思うな。
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