« リストランテ アプリコート | トップページ | 仮面ライダーゴースト(1月2週目) »

2016.01.05

相棒 「英雄~罪深き者たち」

 燃える小屋を背にして子供が二人。不動明王の掛け軸を地面に置き、そこに自らの手のひらを脇差で斬って血を垂らす。そして斬った手と手を合わせていた。なんかこんな小さな子供が義兄弟の契りみたいな儀式、よく知ってたよなって思ったやん。まぁ相棒のSPらしい始まり方とも思えたけどね。

 場面は一転して、壇上に立つ片山雛子と音越官房長官。新たなる会派を立ち上げ、音越が総裁選に出馬を表明していた。音越と片山が壇から降りた直後、爆発がおきる。
 そのニュースを見る倶利伽羅もんもんのお兄さん。コブラと女神が描かれてたんやけど、ちょっと漫画っぽかったような。傍らには華奢な若者も座ってる。

 特命係で同じニュースを見てる右京さんと冠城。冠城のところに事務次官から電話があり出かける。
 右京さんが花の里で飲んでいると三浦元刑事がやってくる。三浦は富山に旅行したときに赤いカナリアの本多篤人と娘の茉莉の話を聞きこんできて、茉莉は不治の病気で篤人は行方不明。それで右京さんにその話を耳に入れるべく、花の里に来た。

 右京さんは年末年始の長期休暇に富山に行くことにする。冠城は爆破事件の会議に呼ばれる。

 右京さんが茉莉が入院している病院の受付に現れたとき、入院患者がやってきてたけどまるでミイラのように頭から包帯ぐるぐる巻きにしてたよね。そこまでぐるぐる巻きにしてたら、なんかコメディの1シーンみたいに見えるやんか。

 爆破事件に篤人が絡んでるらしいと公安3課から報告が来てたんやろな。なので会議のときにも説明に来てたと。篤人に死刑が執行されたことにして釈放し、赤いカナリアに渡すという作戦で故小野田官房長が集めた精鋭の中に冠城もおったんや。
 シーズン9の最終回「亡霊」が今回の伏線。冠城のセリフにも本多は一度死んだ亡霊となってさまようことになったのですって言うてくれてるし。

 あの作品からもう5年経ったんや。なんだかついこの間見たような印象深い話やったもんね。

 富山に向かう電車の中で紅茶を飲む右京さん。ポットに淹れた紅茶を持ってきたまでは良いとして、それをいつもの紅茶茶碗に注いでるやん。割れたり欠けたりさせへんか気になるし、第一荷物が増えるやんと思ってまうもんね。

 目的地の駅から鄙びた漁村が見えてる、のんびりした良い景色やなぁ。村役場へやってきた右京さんは茉莉のお墓参りをしたいと願い出るとアカリという女性がその役を買ってでてくれた。茉莉は無神論者なので49日を待たずに母方の墓地に埋葬されていた。茉莉の遺言ですべて村役場で取り仕切ったとか。無神論者ということならお坊さんを呼ぶこともないし、親せきもいないのなら、いわゆる直葬というやり方やったんかな。

 本多親子が住んでいた家に案内してもらう右京さん。森の奥を分け入っていくんやけど、昔はここに死体を捨てる風習があったとかであまり人も寄り付かないため、うっそうとしてるんや。その上ヤマブンタという毒蛇もいるらしい。その為アカリは解毒剤を常備していた。

 相変わらず勝手に人の家に入って行く右京さん。本棚に茉莉のアルバムを見つける。このアルバム「亡霊」の時にも出てきたよね。なんか懐かしいなぁ。このアルバムの最後の方には親子仲良く写ってる写真が貼られていた。

 右京さんは願い石を見つける。この村の民間伝承で一つの石を割って一つを自分がもう一つを同じ願いを持つ人に託すというもの。右京さん、自分のハンカチに包んでポケット入れちゃってるやん。そりゃアカリも目が点になるよね。
 篤人が戻ってくるかもと警察が張り込んでたのかな。右京さんが家の前に出てきたときに、警察関係者が右京さんの名前を言うてたから、スマホで写真でも撮って警視庁に身元確認でもしてたんやろか。次の場面で右京さんは先ほどの男たちに囲まれて、片山雛子たちがいる会議室に入って行く。

 なんでこんなに富山の片田舎からあっと言う間に東京へ連れてこられたのかと思ったら、北陸新幹線が開業したからなんやろな。片山雛子に嫌味言うてすぐに帰っちゃう。その前に一言「テロで死ぬのはいつも無辜の民ばかり。テロの無益さを世に伝えたいのだと」
 これが今回のメインテーマ、2015年は世界各地で無辜の民が亡くなっていきましたからね。

 再び富山に戻ってきた右京さんはアカリと共に森の中を歩いていると音越の第2秘書を見かける。後を追っていくと以前この地方で議員をしていて、火事で亡くなった大黒の小屋の前に立っていた。そこに掛け軸がかかっていて、右京さんは一目見るなり大黒天ですねって言うてたんやけど、あの掛け軸普通の人が見たら不動明王にしか見えへんやん。それを大黒天というんやから、その上大黒天のインドでの伝承なんかもすらすら言うてるし、右京さんはこんなことにも詳しいのかと驚くよね。大黒天ってインドの破壊神シバの化身マハーカーラだとも言われてるって。

 角田課長が冠城に鞘師という男のことで相談に来る。暴力団の組長やった男が警察の浄化作戦から逃れるために日本からサルウィンに行き、そこで反政府運動で活躍してサルウィンの国籍を取っただけやなく、爵位と外交官特権を得て日本に戻ってきてるやて。前科者資料見たら、今回の舞台になってる村が本籍地になってるやん。右京さんが鞘師の入れ墨を見て、即座にシバって言うてたね。

 篤人が片山雛子に爆弾を仕掛けたという電話を掛ける。2回目に掛けたときに思い出について強調してたやんか。それを伝え聞いた伊丹がひらめいたって、さすが正月SP、普段は美味しいところ右京さんに持って行かれるけど、長年の刑事としての経験の蓄積が物を言うたやんか。伊丹が思い出したのは小野田官房長と篤人が最後に密会した港。そこで無人で動きだしたクルーザーを見つける。そこに爆弾が仕掛けられていた。
 小型船に爆弾が仕掛けられてるかもって劇場版相棒の第1弾を思い出すやんか。

 最終決戦に向かう前に、ウィスキーで乾杯する篤人と鞘師。飲み干したグラスを床にたたきつけて割ってたけど、昔なら素焼きの盃に日本酒やったんやろな。大昔、江戸時代のやくざ者の映画なんかでよくそんなシーンあったような記憶があるけど。

 音越が開いた船上パーティーに場面は変わる。音越の講演が始まったところに篤人と鞘師が紛れこみ、ウェイターの頭に銃を突きつける。
右京さんが予約した部屋で紅茶を飲もうとしているところに黒ずくめの男が襲い掛かってくる。でも結局黒ずくめの男、右京さんに締め上げられて気絶しちゃってる。こういうのもSPの時や劇場版のときぐらいしか見られないよね。

 パーティー会場の方は、篤人がピストルと天井に向かって撃ち、音越議員はSPに守られて退避。甲斐が右京さんを交渉人に指名する。
 右京さんと篤人の丁々発止のやり取り、さすがやったよね、めっちゃ見ごたえあったやんか。

 右京さんの推理から篤人らが仕掛けた爆弾が村の水門で発見され、爆弾処理される。甲斐は県警と水上警備隊に動いてもらおうとするんやけど、片山雛子がストップをかけ、音越だけに伝える。

 動きが止まってるのを見計らって、篤人と鞘師はプランBに切り替えるという。作戦通りに行かないのが戦の常だって、さすが中東と東南アジアでゲリラに身を投じてきた二人の言葉やね。

 爆弾が見つかったことで強気に出る音越。自分が人質交換の振りをして、人質解放後篤人を制圧する作戦に出る。
そして人質と音越が近づいたところで、人質は隠し持っていた担当で音越の腕を斬りつける。

 鞘師は外交特権があるので確保されたけど、篤人と人質はSPたちによって射殺される。といっても乱射してたからなぁ、無残やんか。
そして相棒を見てきた人間としては篤人という重要なキャラクターが相棒から消え去って行くのが寂しくもあるし。

 もう一人の少年って、ひょっとして音越議員の秘書やってる人かな?って見ながら思ってたから、その点はどんでん返しやったなぁ。
 音越は傷口に毒蛇の毒を塗られて亡くなる。

 片山雛子と音越が立ち上げた新会派は音越の死を持って解散し、片山も責任を取って議員を辞職するという。裏で総理が動いたって感じがしたよね

。片山雛子っていうキャラクターもいなくなるん???それはもったいない。これを書く前に亡霊の感想を参考に読んでたんやけど、そこで右京さんに「彼女の周りで不祥事や事件が起こるたびに、糧に替え大きくなっていく」って言われてたのにね。

|

« リストランテ アプリコート | トップページ | 仮面ライダーゴースト(1月2週目) »

真犯人はお前だっ!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10431/63011236

この記事へのトラックバック一覧です: 相棒 「英雄~罪深き者たち」:

« リストランテ アプリコート | トップページ | 仮面ライダーゴースト(1月2週目) »