相棒 「銀婚式」
大手商社の専務・瀬川が社用車の中で秘書と今後の予定などの打合せ中から始まった相棒。
瀬川と妻の楓はまもなく銀婚式を迎える。大企業の夫婦となると銀婚式でパーティーを開くのかな、オーダーメイドで招待状を作って、それが出来上がって届いたんやけど、楓は思ったものと違ってたからとあまり喜んでいない。
特命係は家の前に灯油のようなものをまかれるという嫌がらせの犯人の調査を甲斐に頼まれて向かってる。その途中事故現場に遭遇する。
その事故は車いすを使っている楓と瀬川。小1時間ほど散歩し、瀬川はタバコを切らしているのに気が付いて自動販売機で買ってると駐車ブレーキをかけ忘れていた車いすが坂を勝手に下り始める。楓は車いすでウトウトしてたんやけど、坂の途中で目を覚まし電動車いすを動かそうとしたけど、動かなかったのでどうにか車いすから降りる。空の車いすが自動車に衝突して粉々になってしまう。
念のために病院に行った楓、脳波にも骨にも異常が無かった。左手に包帯を巻いてるのはぐねったか何かやったんかな。
特命係の二人が話を聞くことに。
楓の兄は大手商社の代表取締役。お手伝いのセツさんは楓兄弟の母親代わり。セツから兄に灯油のいたずらの調査を依頼してた。
楓は乗馬が趣味やったんやけど21歳の時に落馬したことで、車いすの生活をしている。
瀬川夫婦から話を聞いた右京さんは車いすに細工されてたかもと思ってたけど、車いすの損傷がひどいのでその痕跡を見つけることは不可能と考えてた。
右京さんは楓の学生時代からの友人に話を聞く。瀬川は楓の家庭教師で二人は恋愛関係になる、楓の両親は二人の交際に反対してた、楓がアメリカに留学中も遠距離恋愛は続いてた。この思い出話の時に瀬川役の川野太郎さんと楓役の菊池桃子さんの若き日の写真が映し出されてたけど、若い頃から芸能活動してる二人なんでできるんやろな。
楓が落馬したとき瀬川も一緒で責任を感じて、一生面倒を見させてくれと頼み込んで結婚を許してもらい、両親は親族が経営する商社に入社させた。
右京さんは銀婚式パーティーの招待状が送られてないことを聞きだしたので、印刷会社を訪ねるが見本と出来上がりが寸分違わぬ出来栄えだったので、思っていたのと違ってたというのは楓がついた嘘だと思ってる。そこから楓は離婚を考えてるのではないかと推理している。
ある日、売りに出そうと決心した山荘に瀬川と二人で行く楓。そこで階段から落ちて瀬川が亡くなってしまう…。
結局、宅配便で銀婚式の招待状が届いたとき、インターホンには瀬川と秘書の姿と声が映りこんでいて関係を知ってしまい、坂道で車いすが壊れる事故にあったときや21歳の時乗馬中に落馬したときも睡眠薬を飲まされていたこと、夫は自分が相続した遺産も手にしたいと思っているに違いないと夫に殺意を抱く。
銀婚式のパーティーを楽しみにしてたのに約1ヶ月で気持ちが豹変して殺人に至っちゃうって、世の中には夫の裏切りに殺意を抱いていても実行できない妻がたくさんいてはるんちゃうん。そういう人たちがこのストーリー見ててどう思うやろか、共感できるんやろか、それともそんなにうまいこといかへんやんって思うんちゃうかな。
そう言えば、灯油がまかれたいたずらはなんやったんやろ?うやむやのまま終わっちゃった。
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