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2017.12.16

相棒 「ドグマ」

 どこか海外でみんなで楽しそうに写真に写っていた少年。次のシーンではテントの野戦病院で傷だらけで僕は医者になりたいと一言つぶやいて亡くなっていく。

 また場面は変わって、会議中、トルジスタン北部のテロ組織正義の夜明け団メンバーのアルアルマズルが日本に潜入したという情報があるので関係各所と連携し緊急手配を要請するなんて言ってる。

 そんな重苦しい会議室の場面の後、必死で道を走ってる右京さんと冠城が映ったから、テロのメンバーでも見つけたのかと思ったら、可愛い犬を追いかけてるやん。
 この犬、警察犬なんや、以前能力はあるけど組織行動が苦手と言われたことがあったって。冠城もこの言葉に引っかかってたけど、見てるこっちも突っ込んでたやろな。

 通りがかりの公園で日本の在来種ではないアリを見つけた右京さん。外来生物担当の環境省に連絡を取る冠城。こういう対応は早いよな。相棒に環境省が呼ばれて出てくるのって珍しいからなぁ。
 担当の役人が言うにはジゴクバチ。羽根が小さすぎて飛べない蜂。生息地は中央アジア、日本で発見されるのは初めて、強力な針を持っているから気を付ける、刺されると致死性は無いけど地獄のような痛みを伴う。繁殖力が強いので、この辺りを隈なく調査しなければならなくなって、迷惑そうな環境省の役人。本庁に連絡してる。

 もう環境省に連絡したんやから、あとはお願いして帰ってもいいのに、二人でまだジゴクバチ探ししてるやん。そしてとある家の前でジゴクバチを見つけたのでそこの住人に注意を促すべくインターホンを鳴らすけど反応が無い。玄関の前に置かれた宅配の食材が入った発泡スチロールのケースの日付は7日前。これはやばいんではないかと思った二人はその家に入って行くと、台所で女性が亡くなっていた。その体の周りにはジゴクバチがウロウロしてる。
 捜査一課に連絡する。ジゴクバチに刺されるとその痛みで逃げることができるはずなのに、なぜ無数に刺されることになったのか。

 亡くなっていた女性・小関は蝶の収集家として有名だった。雑誌に掲載されている小関の写真を撮ったカメラマン・藤本に会いに行った右京さんたち。そこでトルジスタンの状況やトルジスタンで撮られた写真を見せてもらう。子供たちも含めて撮られた集合写真が気になる右京さん。そこには現地で活動するNGOのメンバーや商社マン、外国ビジネスマンなどが写っていた。トルジスタンにはレアメタルがあると注目されていたのだ。

 環境省の役人からジゴクバチが発見された場所に被害者がいたと連絡が入る。写真一緒に写ってた商社マン。遺体発見場所がホテルとなるとジゴクバチがすべて駆除されたとお墨付きが出るまで、営業でけへんやんか。
 
 一連の事件は公安部外事3課に引き継がれることになったと、公安の人間が入ってくる。

 でも探りを入れ始める右京さんたち。同じく写真に写っていた商社の社長に会いに行くんやけど、トイレで待ち伏せですか。同じ待ちぼうけを食らわされるなら会える確率が高い方を選ぶにしても、何時間もトイレで粘ってたら、警備員に追い出される可能性もありそうなんちゃうん。

 社長に探りを入れたけど、何の取引でトルジスタンに行ったかについては教えてもらえず。

 喫茶店で東京地検特捜部で右京さんを尊敬してる冠城の知り合い・黒崎に話を聞くと、商社について特捜部でも調べようとしたことがあるんやけど、上からストップがかかった。って何を調べようとしてストップがかかったんやろ。

 日下部事務次官から冠城に連絡があり、会いにいくと商社を調べるなと命令される。

 特命係の部屋に戻ってきて、青木に公安のデータベースを見られるようにしてもらう。
 そこで外事3課中央アジア担当官がトルジスタンに関する文献を翻訳してデータベース化しているのを見つける。嗣永という人物やねんけど、名前以外はすべて空欄の人事記録まで見てるやん。

 今回のサブタイトル、ドグマと書かれた表紙のレポートを読んでるところに大河内監察官がやってきて、別室に連れていって今回の件から手を引いた方が良いのではと言ってくる。
 国際的テロリストが関わってるから命の危険もある。嗣永に任せておけば大丈夫と言いきる大河内監察官。嗣永のことをなぜ知っているのかというと、元監察官で潔癖かつ苛烈な正義感の持ち主で行き過ぎた内部調査から上層部に疎まれ外事に異動になった。
 嗣永は組織よりも正義を優先するタイプということで冠城に誰かさんみたいですねって。嗣永はスコットランドヤードで研修を受けたこともあったって、先週もスコットランドヤードの元警部出てきてるし。

 花の里で右京さんたちが来るのを待ってる黒崎、商社について調べていた。商社は欧州を拠点とするグローバル企業と武器を共同開発している。その武器は世界中で販売されている。武器を作って売ってることが問題じゃなく、商社はグローバル企業を通じてマネーロンダリングで所得隠しの疑いで特捜部が動きだした矢先、上からストップがかかった。国策として武器の売買を扱っている商社には手を出すなという意向が働いたのか。右京さんたちに協力したり、商社の件を調べていたため日下部の意向で高松に飛ばされることになった黒崎。
 黒崎がいなくなると東京地検の動きを聞きだす人間がいなくなるから、冠城もちょっと困るやろな。

 商社の社長の身辺を調べるべく、料亭の前で社長が入って行くのを見届けてると外事3課の人間から声をかけられる。そして外事3課の事務所に行くと嗣永が来ていた。嗣永は普段はカメラマン・藤本として調査対象者に近づいてたみたいやな。

 嗣永の話によると、商社と武器を共同開発していたグローバル企業は元々トルジスタン南部と取引をしていた。南北両方に武器を売りこんでいたって。北部のテロ組織に繋がるために、人々に信頼を得ていた小関を利用した。
 国内に潜入しているとみられるテロリストを発見逮捕するために右京さんたちも協力させられることに。

 商社の社長が帰宅すると、植木業者が作業中。その後植木業者の車が社長宅から出る。その車を止めさせた乗用車から二丁拳銃の男が出てきて、業者の車のバックドアを開けると社長が座ってた。
 その社長を拉致し、倉庫内で拳銃を向けて脅し、ジゴクバチによって殺害。

 真犯人は、ちゃんと腕に殺害した人数を刺青にしていれてるやん。右京さんが集合写真を見てて真犯人に思い当たる。
 写真の子供たちと同じ首輪をしていたこと。死の商人によって命を落とした子供たちへの恨みを晴らすために商社の社長や関係者を殺害していた。

 テロリストを追いかけてて、テロリストになっちゃった。まさしく木乃伊取りが木乃伊になるという結末。

 1時間ではもったいないような壮大な設定で始まって、レギュラーメンバーもたくさん出てきて(名前だけ陣川も出てたしね)、よくまぁまとまったよな。

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